国とつくるという仕事(西水美恵子著)
著者は西水美恵子さんという世界銀行の副総裁を務めた方
アメリカの大学で教鞭をとっていた著者が、エジプトでのナディアという少女の出会い(最期)により貧困と闘うために世界銀行に身を置くことを決意する
その闘いの中で各国の現場を回り、そこでリーダー達との出会いを綴ったのがこの本
この本を読むまで、世界銀行って言葉は知っているがそこで何が行われているのかと全く知らなかった。
銀行と名がつく以上、寄付ではなく融資だからきちんと返してもらわないといけないわけで、そのためには業務の進行管理をしっかり行うことが必要、そのためには現場の声を拾うことが大切と、著者自ら積極的に現場に赴くのである。
とにかく現場を回ったんだなぁってのがよくわかる。
いろんな話がいっぱいあるんだけど、印象に残った話と感想を
GNH(国民総幸福量)で知られるブータン、その前国王が譲位する話は権力者の引き際の大切さを教えてくれる
権不十年といって3選目に出馬しなかった、当時の熊本県知事細川護煕氏然り、しかし、引き際がいいだけではダメで同時に後進の育成も怠ってはいけない
潔く去ることと途中で放り投げるのは全然違うのだから・・・
カリスマと呼ばれるリーダーほど、後進の育成と引き際ときちんとしておかないと、その人が去った後の組織はぐちゃぐちゃになる可能性が高い
扇の要のようにそこ1点だけ、皆がそのカリスマの方だけを見てしまい、その要がtとれちゃうとてんでバラバラになってしまうようなモンかな
でも、そんなブータンでも難民がいたり、内戦があったり
この本の内容は知らないことだらけ、やはり、無知は罪
ブータンでの内戦の話で、著者の言葉ではないのだが、印象に残った言葉
「戦略」と書いて「たたかいをはぶく」とよむ、戦略とはいかに戦うのではなく、いかに戦わないかとううこと」
あとで辞書をみた、同じことは書いてなかったが「戦術より広義」と書いてあった。
確かに戦略があって戦術、すなわち戦う術なのかと一人で納得
現場が一番と、精力的に出向く著者のパワーに感服
我が国に目を向けると、高度成長により貧困が解消したはずなのに・・・
この国をきちんと導く人(リーダー)は誰なのか、でも、導かれっぱなしじゃだめ、リーダーの必死さにこたえるべく、ついて行く人々も必死でなければならないのだと思う
他にもいろんな国のこと、いろんな人たちのことが書いてある。是非読んでいただきたいです。
もちろん本棚に追加★★★★★
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)





































































最近のコメント